骨の髄まで私に尽くせ。第10話ネタバレ
第10話:そんな家庭捨てて、私と結婚して?
「殴らないで・・・」
急に苦しそうになるさやか。
(これ、見た事ある・・・過呼吸ってやつだ)
藤田としてはちょっとしかっただけなのですが、それにさやかが過剰反応してしまったのです。
とりあえずさやかを車の後部座席に座らせる藤田。
「どうしよう・・・」
さやかが過呼吸を起こしたことは判っても対処の仕様がない藤田。
とりあえず座席のシートポケットに入っている袋を差し出してさやかの口にあてがってあげます。
ペーパバッグ法ってやつですね。今は推奨されてませんけど。
この辺りはなんの対処も知らなかった藤田の減点ですね。
なにはともあれ、とりあえず落ち着いてきたさやか。
「はぁ・・・はあ・・・」
車の座席に寄りかかってぐったりしている様子はとても演技には見えません。
「さやかちゃん・・・その・・・」
「ごめんなさい、一樹くんにどうしても会いたかったの」
落ち着いてきたさやかに声をかけようとする藤田ですが、さやかにさえぎられてしまいます。
涙目で訴えかけられてはそれ以上責めることもできず・・・
それどころか、藤田はそのままさやかと一緒にホテルに行ってしまいます。
いつもは言い訳たらたらな藤田ですが、この時ばかりは無言で即行動です。
何かが藤田のスイッチを入れてしまったのでしょうね。
そして、ホテルで指輪を外した藤田。
一心不乱にさやかを突きまくります。
「すご・・・あっ!ああん!一樹くん、いったいどうしたの?」
藤田はさやかの問いに答えることなく、ひたすらやりまくります。
「一樹くん、大好き!大好き!」
さやかも藤田の想いに応えてくれたまではいいのですが・・・
夕方になってホテルから出てくる女性。
見た目はさやかそっくりなのですが、目つきは険しく、しかも服が昼間と違います。
昼間のさやかは明るい花柄のワンピースを着ていたのですが、ホテルから出てきたさやかは白黒の服とタイトスカート。
この女性はホテルから出たところで携帯を取り出すと、
「おわりました」
とだけ伝えて電話を切ってしまいます。
夜になって舞台はさやかの部屋。
藤田が来てくれることもなく、真っ暗な部屋では虚しくテレビがついているだけ。
床に座り込んでいるさやかは缶ビールを飲みながら携帯でSNSを弄っています。
さやかが探しているのは藤田のアカウント。
「やっぱり藤田くん、こういうのやらないのかな」
いろいろなSNSを開き、ひたすら藤田を探し続けるさやか。
「見つけた・・・」
これでもかと言うくらいの検索の結果、さやかが見つけ出したのは藤田の後ろ姿。
アカウント名は「minakoxxx」。
つまり藤田の妻の美奈子のものでした。
「23で入籍・・・相手は大学の年上じゃん・・・・」
「ド田舎出身、この自撮り光で飛ばし過ぎ・・・一戸建て買ったんだ」
「場所は・・・」
美奈子の投稿から藤田の家の情報を割り出すさやか。
どうやら美奈子の写真に位置情報が残っていたようです。
そして、幸せ情報をアップすることに必死で個人情報晒しまくりの美奈子に怒りがわいてくるさやか。
「こういう女って、承認欲求の塊でホントは毎日暇でさみしーんだろうな」
美奈子のSNSを見ながらぼそっと呟くさやか。
しかし、その余裕も藤田と美奈子、そして娘の花音の幸せそうな写真を見るまででした。
「あの日・・・あんなことがなければ・・・今藤田くんの隣にいるのは私のはずなのに」
翌日、駅まで藤田の見送りに来た美奈子と花音。
一見幸せそうな光景ですが、それをじっと見つめる影が・・・
もちろんその正体はさやか。
「藤田くん、わたしをあんな目にあわせておいて自分だけ幸せになんて・・・許さない」
「そんな女捨てて、私と結婚して・・・?」
場面は変わって、さやかと藤田が再開した夜。
いきなり土下座をかます藤田にうろたえるさやか、だったはずなのですが・・・
実はさやかは嗤っていたのでした。
骨の髄まで私に尽くせ。第10話感想
骨の髄まで私に尽くせ。10話はさやかの暗い部分が一気に噴き出た感じですね。
それと同時に藤田が初めて男を見せた回です笑
でも、そのホテルから帰りにさやかが「終わりました」って電話してたのは何でしょうか?
服装が昼間と違うのでさやかと同一人物ではない可能性は高いですが、顔はさやかとうり二つ。
さやかの過去回想でも姉妹がいた描写はないので、誰なのか気になります。
そして、骨の髄まで私に尽くせ。10話途中までは「一樹くん」と呼んでいたさやかが、10話の後半からもとの呼び方である「藤田くん」に戻ってるんですよね。
「藤田くん」⇒「一樹くん」はさやかが惚れちゃったと思えば自然な流れですが、今更「一樹くん」が「藤田くん」に戻る理由が判りませんね。
骨の髄まで私に尽くせ第10話のタイトルは「そんな家庭捨てて、私と結婚して?」ですが、この「家庭」って「おんな」って読むんですよね。
10話のラストでタイトルと同じセリフをさやかが口走るのですが、「家庭」の当て字が「おんな」になってます。
ここでいう女ってもちろん美奈子のこと。
なんだかさやかの敵対心が美奈子にまで向かい始めているようです。
駅のホームで藤田一家を見つめるさやかの目は完全にイっちゃってますしね。
さらに美奈子の不用心が原因で藤田の家の場所までさやかに知られてしまいます。
それにしてもさやかが藤田に見せる顔と、一人の時の顔が違い過ぎて怖いです・・・
藤田に見せている顔なんて仮面にすぎないと藤田が悟るのはいつでしょうか・・・
▲無料画像はトップから▲