骨の髄まで私に尽くせ。第11話ネタバレ

骨の髄まで私に尽くせ。

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著者:長堀かおる

第11話:バレてもいいでしょ?私の方が大事なんだから

「最近休日出勤が多くて大変ね」

 

休日も朝から出かける藤田。
「ごめんね、家事手伝えなくて」
とは言っているものの、実は藤田の行先は会社ではなくさやかとのデート。
くれぐれも無理はしないで、と言って家を出る藤田ですが、さすがにちょっと罪の意識はあるようです。

 

それでもさやかと逢うと満面の笑みになる藤田。
「おはよっ」
さやかもこれ以上ないくらい可愛い笑顔で藤田の車に乗り込んできます。
藤田が向かった先はちょっと離れたショッピングモール。
そこで映画を見て、モールの中をぶらぶらと散策します。

 

散策の途中、アクセサリー屋でさやかの目が輝きます。
どうやら可愛いアクセサリーを見つけてしまったようです。
こうやって見入るとさやかも普通の女の子ですね。

 

「ほんとにいいのぉ!?すごく可愛い!!」
藤田にネックレスを買ってもらってご機嫌のさやか。
藤田はさやかにネックレスを着けて上げながら
「高い方はちょっと高くて・・・」
とちょっとだけ謝ります。

 

が、この時さやかの目は笑っていません。
藤田はさやかの後ろに回っていたため全く気が付きませんでしたが、恐らくなぜ高い方を変えないのか、その原因にイラついたからでしょう。
しかし、振り返った時にはそんな険しい目つきは完全に封印。
「ありがとう」
といいつつ藤田に抱き付きます。
「一樹くん、大好き。一生の宝ものにするね」

 

喜んでもらえてよかったと言おうとした藤田ですが、一瞬フリーズ。
何故なら遠目に美奈子と花音が見えたのです。
(どうしてこんな遠いところに!?)

 

藤田としては二人が絶対来ないような遠い場所をデートスポットに選んだつもりでした。
にもかかわらず、ふたりが現れたら混乱もしますよね。
思考停止に陥ってしまう藤田ですが、さやかもそれは体感的にわかったようです。
さやかの目つきは藤田に見せる可愛いものではなく、美奈子を見つめる時のあの鋭くて病んだ目です。

 

実は、これはさやかが仕組んだワナでした。
さやかは美奈子とSNSで友達になっており、その中のやり取りで、帰宅のショッピングモールでハッピームーンのショーがある事を知ります。
そして、美奈子は花音とこのハッピームーンのショーを見るためにモールを訪れることを知り、そこをデートスポットにしたのです。
藤田からすれば、遠いところなのでわざわざ美奈子は来ないと思っていたのですが、それが完全に裏目に出てしまったのです。

 

見つかる・・・
と思った直前、花音が藤田の好きなドーナツを見つけて美奈子の注意もそちらへ向いてしまいます。
ギリギリのところで難を逃れた藤田。
とはいえ、ずっとモールにいればいつ鉢合わせてしまうか判りません。
「・・・帰ろうか」

 

即退散を選ぶ藤田。
これはヘタレとののしることはできませんね。賢明です。
でも、藤田の罪悪感は募るばかり。

 

モールからさやかの部屋に移動した藤田とさやか。
夕方には戻らないといけない藤田にさやkが積極的に仕掛けてきます。
「ねぇ・・・しよ」
「一樹くん、なんだか元気ないんだもん」

 

ところが、藤田の口から出た言葉は意外なものでした。
「別れよう」

 

 

 

骨の髄まで私に尽くせ。第11話感想

骨の髄まで私に尽くせ。11話はさやかとの密会デート、だったはずなのですが、このデート自体さやかが仕組んだものでした。
「骨の髄まで私に尽くせ。」のタイトルでもあるように、さやかはバレることを狙っていますね。
家で藤田の首筋にキスしたのもキス跡をつけるつもりだったのかも?

 

さやかのこれまでの執念深さと計画性の高さを考えると、何をやっていてもおかしくありませんからね。
藤田が見えないところでは完全に肉食獣の目になってます。
藤田はそれに気が付かず、「可愛い方のさやか」に夢中になっていたと思っていたのですが、どうやらまだまだ惚れきれていなかったようです。
骨の髄まで私に尽くせ11話のラストで別れ話を切り出してしまいます。
これで12話は血の雨確定ですかね・・・

 

 

ちなみに、11話ではさやかは藤田のことを再び「一樹くん」と呼んでいます。
「藤田くん」と「一樹くん」が混在した10話だけちょっと浮いた感じですね。
やっぱり藤田のことを「藤田くん」と呼ぶさやかは別人でしょうか?
さやかの壊れっぷりから二重人格の線もありそうですが、そう考えるにはまだ材料不足ですね〜

 

なんにせよ、さやかの意識は「愛」から「復讐」に傾きだしてします。
ここから先が骨の髄まで私に尽くせの本番かもしれませんね!

 

骨の髄まで私に尽くせ。

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